Web環境での使い方

インターネットやイントラネット環境で帳票印刷を行う場合の使い方を解説します。
 
Web環境での帳票印刷には、2種類の方法があります。
 
1.サーバーとクライアント間のデータ転送をメモリ上で行う方法
2.サーバーとクライアント間のデータ転送にファイルを使用する方法

メモリ転送の概要図

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サーバー上でRDF形式のデータ(RDFサービスデータ)をメモリ上に作成し、帳票をメモリ間転送します。
詳細は以下を参照してください。
 
開発環境が.NETやASP:RDF形式(メモリ転送タイプ)を使う
開発環境がJava:RDF形式(メモリ転送タイプ)を使う  

ファイル転送の概要図

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サーバー上でRDF形式のファイル(RDFファイル)を作成し、ファイル転送します。
詳細は「RDF形式(ファイル転送タイプ)を使う」を参照してください。

アプリケーション開発の概要

1.レポートライブラリを使って、帳票をRDFサービスデータやRDFファイルとして作成するアプリケーションを開発します。
 
RDFサービスデータの作成方法   
RDFファイルの作成方法   
 
2.プレビューコントロールを使って、1で作成したRDFサービスデータやRDFファイルのプレビューや印刷を行うアプリケーションを開発します。
 
RDFサービスデータのプレビュー   
RDFファイルのプレビュー   
 
3.サーバーに、開発アプリケーション、レポートライブラリをインストールします。
 
4.プレビューコントロールをサーバー上の決められた場所にコピーします。
 コピー場所及び、環境設定については、RDF転送ライブラリの設定を参照してください。
 
5.RDFサービスを使う場合は、RDFサービスをインストールします。
 
実行環境の整備
 
アプリケーションの開発が完了したら、サーバーとクライアントの環境を整備します。
環境整備は「Webを利用した帳票システム」で詳しく解説しています。参照してください。
 
1.メモリ転送タイプの場合
開発環境が.NETやASP:RDF形式でのWebシステム(メモリ転送タイプ)  
開発環境がJava:RDF形式でのWebシステム  
 
2.ファイル転送タイプの場合
開発環境が.NETやASP:RDF形式でのWebシステム(ファイル転送タイプ)  
 
 
セキュリティレベルの設定
 
1.署名付プレビューコントロールを使う場合
クライアントのInternet Explorerで、オプション・セキュリティ設定画面を開き、署名済みActiveXコントロールのダウンロードを「有効にする」に設定します。
 
2.未署名のプレビューコントロールを使う場合
クライアントのInternet Explorerに、署名のないActiveXコントロールのセキュリティレベル設定が必要ですが、設定方法は、Internet Explorerのバージョンによって異なります。
以下はセキュリティレベルの設定例です。
・オプション設定画面で、プレビューコントロールの置かれているWebサイトを「信頼済みサイト」に登録します。
・セキュリティレベルを「中」または「低」または「カスタム」に設定します。
・未署名のActiveXコントロールのダウンロードを「有効にする」に設定します。
 
詳しくは、ご利用のブラウザのヘルプをご参照ください。
 
製品に添付しているWebサンプルのReadme.htmでは、実行環境の整備について詳しく説明をしています。Readme.htmは、製品をインストールしたディレクトリのSampleProgram\Webの下にあります。実行前に参照してください。