RDF形式でのWeb帳票システム ファイル転送タイプ[.NETやASP]

RDFファイルを使ってWeb帳票を作成します。

特長

RDFファイルはファイルサイズが小さく、Web上でのファイル転送に適しています。
・クライアントの準備が不要。プレビューコントロールは自動でダウンロードされます。
・システムを簡単に構築できます。
・Adobe PDF形式に比べて、プレビューや印刷の速度が速いです。

システムの概要

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1.クライアントからWebサーバー(IIS)へ入力値を送信。
2.Webサーバー(IIS)は、ASPや.NETで作成されたWebアプリケーションを起動。
3.Webアプリケーションは、レポートライブラリを使ってRDFファイルを作成。
4.Webアプリケーションは、帳票を表示するページのHTML部分を返信。
5.Internet Explorer上に、HTML部分と空白のプレビューコントロールが表示。
※ Webサーバー上のプレビューコントロールは初回アクセス時に自動ダウンロード。
6.プレビューコントロールが、サーバー上のRDFファイルをWebサーバー(IIS)に要求。
7.RDFファイルがクライアントへダウンロードされ、プレビューコントロールに帳票が表示。

サーバーの準備

1.OSとWebサーバーのインストール
IISと、IISが動作するWindowOSをインストールします。
ロフェッショナル(X64)を使用する場合は、X64対応のWindowsOSをインストールします。
 
2.レポートライブラリのコピー
レポートライブラリをWindowsのシステムディレクトリにコピーします。
レポートライブラリOCXやレポートライブラリ.NETコントロールを使った場合は、レジストリ登録が必要です。
RDFファイルの作成(レポートライブラリOCX/レポートライブラリ.NETコントロール)     
RDFファイルの作成(レポートライブラリDLL)     
 
3.帳票アプリケーションのインストール
ASPやVisual Studio.NETなどで開発した帳票アプリケーションをインストールします。
 
4.プレビューコントロールのコピー
帳票アプリケーションで設定した場所にコピーします。レジストリ登録は不要です。
 
5.プリンタドライバのインストール)
帳票に外字が使用されている場合で、且つ、ジャイブレポート外字ファイルを使わずサーバーにインストールされた外字フォントで外字を描画している場合には、プリンタドライバのインストールが必要です。OSによっては、プリンタドライバのレジストリ登録が必要な場合があります。帳票に外字を描画している場合は、「付録/外字の描画」をご参照ください。

クライアントの準備

1.OSとInternet Explorerのインストール
WindowsとInternet Explorerをインストールします。
プレビューコントロールは、初回アクセス時に、サーバーから自動でダウンロードされるため、クライアントへのインストールは不要です。
 
2.プリンタドライバのインストール
プレビューコントロールは、RDFファイルから帳票を作成する時にデフォルトのプリンタドライバを使ってフォント情報を取得します。そのため、クライアントで印刷を行わない場合でもプリンタドライバのインストールが必要です。 

実行環境の整備

製品に添付しているWebサンプルの解説書(Readme.htm)には、環境整備の詳細が記述されています。Readme.htmは、製品をインストールしたディレクトリのSampleProgram\Webの下にあります。実行前に参照してください。   

RDFファイル転送タイプの問題点

大規模なサーバー・クライアントシステムでは、複数のクライアントからサーバーに対して同じタイミングで要求が発生することがあります。この時、サーバーで同じ名前のRDFファイルを作成していると、タイミングによっては、RDFファイルの内容が後続のもので上書きされてしまい、要求と異なるRDFファイルがクライアントにダウンロードされることがあります。このような事態が予測される場合には、RDFファイル名を別名にするなどの対策が必要です。
メモリ転送タイプでは、このような問題は起こりません。
RDFファイル転送タイプからメモリ転送タイプへ移行する場合は、移行作業が必要です。