RDF形式でのWeb帳票システム[JAVA]

RDFサービスデータを使ってWeb帳票を作成します。

特長

RDFサービスデータはデータサイズが小さく、Webでのデータ転送に適しています。
・クライアントの準備が不要。プレビューコントロールは、自動でダウンロードされます。
・メモリ間のデータ転送のため、サーバーのディスクを汚しません。
・Adobe PDF形式に比べて、プレビューや印刷の速度が速いです。
・RDFサービスがサーバーで帳票を管理。大規模なWeb環境でも安心です。

システムの概要

00000186.gif
 
準備:サーバーでRDFサービスを起動。(RDFサービスはシステムに常駐し帳票を管理)
 
1.クライアントからWebサーバー(Tomcat)へ入力値を送信。
2.Webサーバー(Tomcat)は、Javaで作成されたWebアプリケーションを起動。
3.Webアプリケーションは、レポートライブラリを使ってRDF形式の帳票をメモリ上に作成。  
4.Webアプリケーションは、帳票を表示するページのHTML部分を返信。
5.Internet Explorer上に、HTML部分と空白のプレビューコントロールが表示。
※ Webサーバー上のプレビューコントロールは初回アクセス時に自動ダウンロード。  
6.プレビューコントロールは、サーバー(Apache)上のRDF転送ライブラリにRDFサービスデータを要求。  
7.RDF転送ライブラリは、メモリ上からRDFサービスデータを取り出し、クライアントに返信。  
8.RDFサービスデータがクライアントへダウンロードされ、プレビューコントロールに帳票が表示。

サーバーの準備

1.OSとWebサーバーのインストール
WindowOSとTomcatとApacheをインストールします。
ロフェッショナル(X64)を使用する場合は、X64対応のWindowsOSをインストールします。
 
2.RDFサービスのインストール
帳票を管理するRDFサービスをインストールします。
帳票(RDFサービスデータ)を作成するレポートライブラリOCXも一緒にインストールされます。
 
3.RDF転送ライブラリ、プレビューコントロールのコピー   
   
4.レポートライブラリJNI用Javaクラスファイルのコピー
コンパイル時に作成されたレポートライブラリJNI用Javaソースファイル(jvalib.java)のクラスファイル(jvalib.class)を以下の場所にコピーします。
Tomcatのインストールディレクトリ\common\class\jvr
 
5.帳票アプリケーションのインストール
Java Servlet、JSP、 Java Strutsで開発した帳票アプリケーションをインストールします。
 
(6.プリンタドライバのインストール)
帳票に外字が使用されている場合で、且つ、ジャイブレポート外字ファイルを使わずサーバーにインストールされた外字フォントで外字を描画している場合には、プリンタドライバのインストールが必要です。OSによっては、プリンタドライバのレジストリ登録が必要な場合があります。帳票に外字を描画している場合は、「付録/外字の描画」をご参照ください。

クライアントの準備

1.OSとInternet Explorerのインストール
クライアントにはWindowsとInternet Explorerをインストールします。
プレビューコントロールは、初回アクセス時に、サーバーから自動でダウンロードされるため、クライアントへのインストールは不要です。
 
2.プリンタドライバのインストール
プレビューコントロールは、RDFサービスデータから帳票を作成する時にデフォルトのプリンタドライバを使ってフォント情報を取得します。そのため、クライアントで印刷を行わない場合でもプリンタドライバのインストールが必要です。 

実行環境の整備

製品に添付しているWebサンプルのReadme.htmでは、実行環境の整備について詳しく説明をしています。Readme.htmは、製品をインストールしたディレクトリのSampleProgram\Webの下にあります。実行前に参照してください。