旧バージョンからの移行(レポートライブラリDLL)
レポートライブラリJNIはこちらを参照してください。
旧バージョンのレポートライブラリDLLを使ったプログラムを最新のレポートライブラリDLLに置き換える場合は、移行作業が必要です。
相違点
1.ファイル名が変更されました。(Ver.1〜Ver.9.0の場合)
2.CMFファイル作成機能がなくなりました。(Ver.4〜Ver.6の場合)
3.電子帳票関連機能がなくなりました。(Ver.6の場合)
4.余白(マージン)の設定方法が変わりました。 (Ver.1〜Ver.7の場合)
5.外字の描画方法が変わりました。(Ver.4〜Ver.9.04の場合)
(6.32ビットから64ビットへ変更する場合[Visual Studioの場合]: ターゲットCPUの変更)
プロフェッショナル(X86)・スタンダード(X86)・プロフェッショナル版・スタンダード版・アプリケーション開発キットで作成したプログラムをプロフェッショナル(X64)で64ビットアプリケーションに移行する場合には、ターゲットCPUの変更が必要です。
(7.プロフェッショナル(X64)Ver8.3〜Ver9.08の場合)
プロフェッショナル(X64)Ver8.3〜Ver9.08でハンドルやデバイスコンテキストに関する問題が見つかりました。
この問題はインストールディレクトリの「ProX64のアップデート方法.htm 」に詳しく記述されています。ご参照ください。
移行作業
1.関数宣言中のファイル名変更
関数宣言文にレポートライブラリDLLのファイル名が含まれているため変更が必要です。
例)Declare Function jvClose& Lib "jvreport.dll"
(ByVal pid&)
↑
レポートライブラリDLLのファイル名を変更します。
インストールディレクトリの各サンプルプログラムの下に新しい関数名を使ったjvrvb4.basやjvdel2.pasなどが入っています。
−レポートライブラリDLLのファイル名
2.CMFファイル設定箇所の修正(Ver.4〜Ver.6の場合)
jvCreateファンクションの出力先デバイス(outdev)にJV_CMF(=4)を設定している場合は、JV_RDF(=5)に変更します。
プログラムの変更は、上記1箇所のみです。
過去のCMFファイル(xxx.cmf)は、最新のプレビューコントロールからそのまま利用することができます。
3.電子帳票関連機能の削除(Ver.6の場合)
プログラム中に電子帳票関連機能がコーディングされている場合は削除します。
以下のファンクションがなくなりました。
JvCreateERF, jvGetErfLong, jvGetErfString
4.余白(マージン)の設定方法が変わりました。
最新のレポートエディタでフォームファイルを開き保存した場合は、余白設定の見直しが必要です。
フォームファイルを旧バージョンのまま使用する場合は不要です。
−旧バージョンの余白(マージン)設定と変更
5.外字の描画方法が変わりました。
Ver.4〜Ver.7を使って外字を描画している場合は、Ver.8以降では外字の描画方法が変わったため、外字が正しく描画されるかどうかのチェックが必要です。
また、Ver.4〜Ver.9.04までのレポートライブラリDLLでは、外字フォントを使って外字を描画していましたが、Ver.9.05でジャイブレポート外字ファイルを使って外字を描画する方法が追加されました。外字が正しく描画されない場合は、ジャイブレポート外字ファイルを使うことができます。
Webアプリケーションから外字を描画している場合、IIS7以降の環境では、外字フォントで外字を描画することができません。ジャイブレポート外字ファイルを使用する方法への変更が必要です。
−外字の描画
(6.32ビットから64ビットへ変更する場合[Visual Studioの場合]: ターゲットCPUの変更)
プロフェッショナル(X86)・スタンダード(X86)・プロフェッショナル版・スタンダード版・アプリケーション開発キットで作成したプログラムをプロフェッショナル(X64)で64ビットアプリケーションに移行する場合には、ターゲットCPUの変更が必要です。
−X64製品での開発/Visual
Studioでの開発