DataFileNameプロパティ

帳票を表示する時に、帳票のフィールドに、XML形式の初期値を設定します。
 
[構文]
 
Object.DataFileName  =  string  
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

string XMLファイル名/RDFインターフェースライブラリのXMLデータID
   
[設定値]
 
XMLファイルを使う時は、string にファイルの名前を指定します。
Web環境で、RDFサービスを使い初期値を転送する時は、string にXMLデータIDを指定します。
 
[解説]
 
DataFileName プロパティに初期値を設定すると、帳票作成時にプログラムから埋め込んだフィールドデータは初期値で上書きされます。
 
XMLデータIDは、JAVA以外の環境では、RDFインターフェースライブラリのJobIDを使います。Javaでは、レポートライブラリJNIのjvWriteRdfSvcjvWriteRdfSvcWの戻り値を使います。
 
コンピュータのメモリ上にある初期値を使う時は、XmlDataプロパティを使います。
 
値の設定と参照はデザイン時、実行時に可能です。
  
XML形式の初期値について   
基本的なコーディング(XMLファイルの場合)   
基本的なコーディング(XMLデータIDの場合)   
RDFインターフェースライブラリの使い方   
UNICODEの使用について
   
[コーディング例]
 
XMLファイルを使う場合
 
JvrVw.FileName = “c:\tmp\見積書.rdf”
JvrVw.DataFileName = “c:\tmp\見積データ.xml”
JvrVw.Page = 1
Call JvrVw.Show
 
XMLデータIDを使う場合
 
JvrVw.FileName = "<%Response.Write"/scripts/jvrsrv.dll?rdfid="
& Jvrlib8XCtl.JobId&"&execmode=1" %>";
JvrVw.DataFileName ="<% Response.Write "/scripts/jvrsrv.dll?rdfid="
& Jvwlib.JobId & "&execmode=1" %>";
JvrVw.Page = 1
Call JvrVw.Show