Visual Basic.NET、Visual Basic6.0 での開発
ジャイブレポートは、Visual Basicから使用することができます。
アプリケーションは、レポートライブラリを使って作成します。
帳票をプレビューする場合には、プレビューコントロールを使用します。
−レポートライブラリOCX (ActiveXコントロール)
−レポートライブラリ.NETコントロール
−レポートライブラリDLL
−プレビューコントロール
サンプルや使い方の説明ファイルがジャイブレポートインストールディレクトリ\SampleProgramディレクトリにあります。
1.Visual Basic.NET 2005/2008/2010/2012/2013で開発する
1-1.レポートライブラリDLLを使う場合
1)プロジェクトに、定義ファイル(jvrvbnetdll.vb)を入れます。
定義ファイルは、サンプルプログラムと同じディレクトリに入っています。
2)直接印刷をする場合
直接印刷をする場合には、プリンタのデバイスコンテキストに0を設定します。
pid = jvCreate(JV_PRINTER, PictureDraw.Handle.ToInt32(),
0, 0, 0, 0, "")
3)ウィンドウ(パネル)に表示する場合
ウィンドウ(パネル)に表示する場合には、ウィンドウのデバイスコンテキストを取得します。
Dim hdc As IntPtr
'ウィンドウ(パネル)のグラフィックスオブジェクトを取得します。
Dim grpDraw As Graphics = PanelDraw.CreateGraphics()
'背景を消去します。
grpDraw.Clear(PanelDraw.BackColor)
'グラフィックスオブジェクトのデバイスコンテキストを取得します。
hdc = grpDraw.GetHdc()
pid = jvCreate(JV_WINDOW, PanelDraw.Handle.ToInt32(),
0, hdc.ToInt32(), 0, 0, "")
'帳票の描画処理を行います。
'最後に以下の処理を行って下さい。
'デバイスコンテキストを解放します。
grpDraw.ReleaseHdc(hdc)
'グラフィックスオブジェクトを消去します。
grpDraw.Dispose()
1-2.レポートライブラリOCXを使う場合
1)プロジェクトに、定義ファイル(jvrvbnetocx.vb)を入れます。
定義ファイルは、サンプルプログラムと同じディレクトリに入っています。
2)ツールボックスに追加します。
次の手順で、レポートライブラリOCXをツールボックスに登録します。
a.メニューの「ツール・ツールボックスのカスタマイズ」を実行します。
b.レポートライブラリOCXの場合、ポップアップしたダイアログで[Jvrlib9XCtl
Class] を選択しOKボタンを押します。
3)ツールボックスのコンポーネントタブ内にあるレポートライブラリを選択しフォーム上に配置します。
4)直接印刷する場合
直接印刷する場合には、プリンタのデバイスコンテキストを設定するPrnHdcプロパティには何も指定しないようにします。
5)ウィンドウ(パネル)に表示する場合
ウィンドウ(パネル)に表示する場合には、ウィンドウのデバイスコンテキストを取得します。
Dim hdc As IntPtr
'ウィンドウ(パネル)のグラフィックスオブジェクトを取得します。
Dim grpDraw As Graphics = PanelDraw.CreateGraphics()
'背景を消去します。
grpDraw.Clear(PanelDraw.BackColor)
'グラフィックスオブジェクトのデバイスコンテキストを取得します。
hdc = grpDraw.GetHdc()
'デバイスコンテキストをレポートライブラリのWinHdcプロパティに設定します。
Jvr.WinHdc = hdc.ToInt32()
'帳票の描画処理を行います。
'最後に以下の処理を行って下さい。
'デバイスコンテキストを解放します。
grpDraw.ReleaseHdc(hdc)
'グラフィックスオブジェクトを消去します。
grpDraw.Dispose()
1-3.レポートライブラリ.NETコントロールを使う場合
1)プロジェクトに、定義ファイル(jvrvbnetocx.vb)を入れます。
定義ファイルは、サンプルプログラムと同じディレクトリに入っています。
2)レポートライブラリ.NETコントロールを実行モジュールと同じ場所にコピーします。
コントロールは、ジャイブレポートのインストールディレクトリの下にインストールされています。
--インストールディレクトリ\DnetControl\x86\Framework2.0
--インストールディレクトリ\DnetControl\x86\Framework4.0
コントロールは、.NETFramework2.0と4.0に対応するものが用意されています。
Visual Studio2005/2008の場合はFramework2.0ディレクトリにあるものをコピーします。
Visual Studio2010/2012/2013の場合はFramework4.0ディレクトリにあるものをコピーします。
3)ツールボックスに追加します。
次の手順で、レポートライブラリ.NETコントロールをツールボックスに登録します。
a.「.NET Frameworkコンポーネント」タブを表示します。
b.参照ボタンを押して、2)でコピーしたレポートライブラリ.NETコントロールを選択します。
名前「Jvrnet91Control」、名前空間「Jvrnet91」のものを選択します。
c.選択すると、ツールボックスの全般グループに「Jvrnet91Control」が表示されます。
3)ツールボックスのコンポーネントタブ内にあるレポートライブラリを選択しフォーム上に配置します。
1-4.プレビューコントロールを使う場合
1)次の手順で、プレビューコントロールをツールボックスに登録します。
a.メニューの「ツール・ツールボックスのカスタマイズ」を実行します。
b.ポップアップしたダイアログで [Jvrvw9XCtrl Class] を選択しOKボタンを押します。
2)次の手順で、プレビューコントロールをフォームに配置します。
a.ツールボックスのコンポーネントタブ内にあるJvrvw9XCtrlをクリックし、フォーム上に配置します。
3)コーディングの注意点
・プレビューコントロールのShowメソッドは、VB.NET2003の場合にはCtlShowメソッドになります。
・RDFファイルを作成するディレクトリは、書き込み権を設定して下さい。
2.Visual
Basic6.0で開発する
※レポートライブラリ.NETコントロールは、Visual Basic6.0では使用できません。
2-1.レポートライブラリDLLを使う場合
1)プロジェクトに、定義ファイル(jvrvbdll.bas)を入れます。
定義ファイルは、サンプルプログラムと同じディレクトリに入っています。
2-2.レポートライブラリOCXを使う場合
1)プロジェクトに、定義ファイル(jvrvbocx.bas)を入れます。
定義ファイルは、サンプルプログラムと同じディレクトリに入っています。
2)次の手順で、ツールボックスにレポートライブラリを登録します。
a.メニューバーの「プロジェクト/コンポーネント」を実行し「コンポーネント」ダイアログを表示します。
b.レポートライブラリOCXの場合、リストボックスで、Jvrlib9X 1.0 タイプライブラリを選択し、OKボタンを押します。
3)ツールボックスに登録されたレポートライブラリを選択し、フォームに貼り付けます。
2-3.プレビューコントロールを使う場合
1)次の手順で、ツールボックスにプレビューコントロールを登録します。
a.メニューバーの「プロジェクト/コンポーネント」を実行し「コンポーネント」ダイアログを表示します。
b.リストボックスで、JVRVW9X 1.0 Type Libraryを選択し、OKボタンを押します。
2)ツールボックスに登録されたプレビューコントロールを選択し、フォームに貼り付けます。