DocumentDataプロパティ

メモリ上に作成されたドキュメントを取得します。

[構文]
 
Variant  =  Object.DocumentData
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

Variant

ドキュメント
 
[設定値]
 
設定不可
 
[解説]
 
DocumentData プロパティは、メモリ上に作成されたRDF形式、または、Adobe PDF形式のドキュメントデータを取得する時に使います。
 
取得できるデータの種類は、OutDeviceプロパティの値によって異なります。(下表参照)  
 

OutDeviceの値

取得するデータの種類

データを取得する時

JV_RDF

RDF形式のドキュメントデータ

Endメソッド実行直後

JV_PDF

Adobe PDF形式のドキュメントデータ

Endメソッド実行直後

   
VBなどで取得データを変数に格納する場合は、Byte配列型変数を使用します。
メモリ上のドキュメントデータをファイルへ保存する場合は、OutFileNameプロパティを使用します。
 
RDFドキュメントデータを取得する 
Adobe PDFドキュメントデータを取得する   
 
[コーディング例]
 
メモリ上のRDFドキュメントを取り出す場合(VB)
 
Dim rdfData() As Variant
Dim i As Long
 
JvrlibCtrl1.Start
 ・
 ・
JvrlibCtrl1.End
'' RDF形式のドキュメントを取得します
rdfData = JvrlibCtrl1.DocumentData
 
メモリ上のAdobePDFドキュメントを取り出しクライアントへ送信する場合(ASP)
 
<%
JvrlibCtrl1.Start
 ・
 ・
JvrlibCtrl1.End
'' Adobe PDF形式のドキュメントを取得します
pdfData = JvrlibCtl.DocumentData
'ブラウザへPDFデータを返します
Response.ContentType = "application/pdf"
Response.AddHeader "content-length", UBound(pdfData) - LBound(pdfData) + 1
Response.AddHeader "content-disposition", "inline; filename=JIVE.PDF"
Response.BinaryWrite pdfData
%>
<% 'ライブラリの指定を以下で行ないます %>
<OBJECT RUNAT=Server ID="JvrlibCtl"
CLASSID="CLSID:638818DD-4B15-4E52-A177-F79922186FE0">
</OBJECT>
 ・
 ・