OutFileNameプロパティ

帳票をファイルに保存する時のファイル名を設定します。
 
[構文]
 
Object.OutFileName  =  string  
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

string 出力ファイル名
 
[設定値]
 
string には出力ファイル名を指定します。
 
[解説]
 
OutFileNameプロパティは、メモリ上に作成されている帳票のデータをファイルに保存する時に使います。
OutFileNameプロパティにファイル名を指定すると、Endメソッド、または、NewPageメソッド実行時に、ファイルが作成されます。
作成されるファイルの種類は、OutDeviceプロパティの値によって異なります。(下表参照)
 

OutDeviceの値

作成ファイル

ファイルが作成される時

JV_PRINTER

プリンタ言語ファイル

Endメソッド実行時

JV_BITMAP

ビットマップファイル

NewPageメソッド実行時

JV_RDF

RDFファイル

Endメソッド実行時

JV_PDF

Adobe PDFファイル

Endメソッド実行時

 
値の設定は、デザイン時、実行時(Startメソッドの前)に可能です。
値の参照は、デザイン時、実行時に可能です。 
 
プリンタ言語ファイルを作成する時は、ファイル出力機能があるプリンタドライバを使用します。  
 
[コーディング例]
 

Jvr.OutDevice = JV_PRINTER

'プリンタへ出力

Jvr.OutFileName = "c:\tmp\Out.Prn"

'出力ファイル名の指定

Jvr.Start