Adobe PDFデータのオーバーレイ登録

PDF形式のデータを出力する時に、フォームの固定部分をオーバーレイ登録することができます。
同じフォーマットの帳票が複数ページ続く場合には、何度も繰り返される固定部分をオーバーレイ登録することで、出力するデータ量を減らすことができます。出力されるページ数が多い場合に効果を発揮します。
 
オーバーレイ登録は、レポートエディタとレポートライブラリのどちらからも設定できます。
 
1.レポートエディタで設定する
 
オーバーレイ登録は、ファイル情報画面で設定します。

「PDF出力時にフォームオーバーレイ登録を行う」をチェックすると、レポートライブラリを使ったアプリケーションからPDF形式の帳票を出力する時や、レポートエディタから帳票印刷モードでPDF形式の帳票を出力する時に、帳票の固定部分がオーバーレイ登録されます。
 
2.レポートライブラリで設定する
 
オーバーレイ登録の設定には、以下のプロパティやファンクションを使います。
 
レポートライブラリOCX/.NETコントロール :SetParamメソッド
レポートライブラリDLL/JNI: jvSetLong  
プレビューコントロール:SetParamメソッド
 
 
オーバーレイ登録を利用する場合の注意:
オーバーレイ登録の出力では、まず、フォームの固定部分としての罫線やボックスが描画され、その後で、フィールドが描画されまず。そのため、フィールドは、常に固定部分の上に描画されます。罫線やボックスをフィールドの上から上書きする場合には、固定部分にせず、プログラムの中から描画するようにしてください。