高速印刷モード
ジャイブレポートには、通常印刷モードと高速印刷モードの2種類の印刷モードがあります。
高速印刷モードは、高速を目的として印刷処理を行うため、一部機能制限がありますが、印刷時間が速いのが特長です。大量に印刷を行なう場合や、印刷速度が要求される場合には、高速印刷モードが適しています。
通常印刷モードは、ジャイブレポートのすべての機能を使用できますが、3Dやシャドウ、グラデーションなどの高機能なグラフィックス描画に対応するため、印刷時にイメージ描画と同様の処理を行います。そのため、プリンタの性能によっては、印刷に時間がかかることがあります。
高速印刷モードを指定した場合は、シャドウ、フェードアウト、ソフトエッジ、グラデーション、テクスチャ、カスタムブラシ、3D、文字変形が使用できません。これらの機能を使用する場合は、通常印刷モードにします。
通常印刷モードで作成したフォームファイルを高速印刷モードで印刷した時、フォームファイル中に上記の修飾機能を使ったオブジェクトが含まれている場合、これらのオブジェクトは、次のように印刷されます。
グラデーションとテクスチャはクロスの網掛けで印刷されます。
カスタムブラシは類似したストックブラシで印刷されます。
変形文字は変形なしの文字で印刷されます。
3D・シャドウ・フェードアウト・ソフトエッジはオブジェクトのみ印刷されます。
高速印刷モードの指定は、レポートエディタでフォーム設計時、または、レポートライブラリで指定します。
レポートライブラリで指定する場合、レポートライブラリDLLとレポートライブラリJNIではjvSetLongを使用します。レポートライブラリOCXとレポートライブラリ.NETコントロールではPrintModeプロパティを使用します。