セレクトボタンフィールド
セレクトボタンフィールドは、プレビューコントロールのデータ入力機能のためのプロパティです。
プレビューコントロールに表示された帳票で、項目を選択する時に使います。
セレクトボタンフィールドの貼り付け
1.セレクトボタンオブジェクトボタン
をクリックします。
2.セレクトボタンを描画する位置にマウスポインタを移動しマウスをクリックします。
3.セレクトボタンフィールドのプロパティ画面がポップアップします。
4.プロパティ画面でプロパティを設定し、プロパティ画面を閉じます。
5.プロパティウィンドウでフィールド名称を指定します。
フィールドにデータをセットする時は、以下の機能を使います。
レポートライブラリDLLの場合:jvSetFieldTextファンクション
レポートライブラリOCXの場合:SetFieldTextメソッド
レポートエディタからの帳票印刷の場合:帳票印刷の概略
セレクトボタンフィールドの値には「1」または「0」を指定します。「1」をセットすると選択状態になり、「0」をセットすると選択が解除された状態になります。
セレクトボタンフィールドプロパティの設定
セレクトボタンフィールドのプロパティは、セレクトボタン画面やプロパティウィンドウで設定します。
セレクトボタン画面は、以下のどちらかの方法で表示させます。
・セレクトボタンフィールドを選択後、マウスの右ボタンをクリックしポップアップメニューのプロパティを選択する。
・プロパティウィンドウのプロパティページをクリックする。
1.形状
描画する形状を以下の中から指定します。
例)楕円を選択すると楕円が描画されます。
例)チェックタイプを選択するとチェックマークがつきます。
2.線の幅
この項目は、形状に楕円(7〜9)を選択した場合のみ設定できます。
描画する楕円の線幅を指定します。
3.サイズ
形状のサイズ(大きさ)を指定します。
4.セレクトボタンの枠内の表示位置(横位置/縦位置)
セレクトボタンを表示する横位置と縦位置を指定します。
各位置は、確保したセレクトボタンフィールドの枠(領域)の範囲内で設定されます。
例)横位置:上 横位置:中央 横位置:下
縦位置:上 縦位置:中央 縦位置:下
セレクトボタンフィールドの枠(領域)は、自由に指定することができます。
プレビューコントロールから直接値を入力をする場合、セレクトボタンフィールドをマウスでクリックすると、選択と選択解除が繰り返されます。
セレクトボタンフィールドの枠(領域)の範囲内では、どこをクリックしても入力可能です。
※レポートエディタ帳票印刷画面上での直接入力では、クリックによる選択/選択解除はできません。
5.ラジオボタン型
ラジオボタン型にする時は、「ラジオボタン型」をチェックします。
ラジオボタン型は、複数の項目から1つまたは複数を選択する場合に使います。
例)下図のように、3つの中から1つだけ選択したり、2つを選択したりする機能です。
複数のラジオボタンは、以下のように作成します。
(1) セレクトボタンフィールドを選択しフォームに貼り付けます。
(2) 「ラジオボタン型」をチェックします。。
(3) 形状やサイズなどを指定し、OKボタンを押してプロパティ画面を閉じます。
(4) プロパティウィンドウで、フィールド名称をつけます。
フィールド名称は以下の規則に従って作成してください。
・選択グループの中に含めるラジオボタンには、同じフィールド名称をつけます。
・グループ内のラジオボタンには、各々、名称の後ろに「_1」「_2」という連番をつけます。
アンダーバーと連番には半角文字を使用します。全角文字を使うとグループとして認識されません。
例) 「SELECT_1, SELECT_2, SELECT_3」 「保険料_1,
保険料_2, 保険料_3」 など
注意:
・グループに含めないラジオボタンには、別名をつけてください。
・レポートエディタの帳票印刷モードによる帳票印刷では、ラジオボタン機能は利用できませn。
・レポートライブラリを使いプログラム内でデータを指定する場合、ラジオボタン機能は利用できません。
グループ内で同時に選択できる個数は、最大同時選択数で指定します。 (下記参照)
6.最大同時選択数
ラジオボタン型セレクトボタンフィールドの同一グループ内で、同時に選択できる最大数を指定します。
フィールド名称に_1がついているラジオボタンの場合
このプロパティは、フィールド名称に「_1」がつくラジオボタンのプロパティ画面で設定することができます。
フィールド名称に「_1」がついていないラジオボタンの場合には以下の画面が開いて設定できません。
フィールド名称に_1がついていないラジオボタンの場合
注意:
レポートエディタの帳票印刷モードによる帳票印刷では、最大同時選択数は無効です。
レポートライブラリを使いプログラム内でデータを設定する場合、最大同時選択数は無効です。
7.PDFチェックボックス
PDFフォームにチェックボックスを作る時にチェックします。
PDFフォームではない場合には、チェックを外しておきます。