FontNameプロパティ
フォント名を設定します。
[構文]
Object.FontName
= string
設定項目 |
内容 |
Object |
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式 |
string
|
フォント名(初期値は「MS 明朝」) |
[設定値]
string
にはフォント名を指定します。
[解説]
FontNameプロパティは、DrawTextメソッドで文字を描画する時のフォント設定に使います。フォント設定はDrawTextメソッドを実行する前に行います。改ページでページが変わった時には再設定が必要です。
FontNameプロパティでフォームに描画された文字やフィールドのフォントを変更することはできません。
Adobe PDF形式のドキュメントを作成している時に、FontNameプロパティにフォント名を指定すると「1124」のエラーが発生することがあります。このエラーは、EmbedFont
メソッドで全てのフォントを埋め込む設定がされている場合に起こります。このエラーが発生した時は、FontNameプロパティで指定したフォントのフォントファイルがない、または、指定したフォントがTrue
Typeフォントではないなどの原因が考えられます。
EmbedFontメソッドでフォントの埋め込み設定をする前にFontNameプロパティでフォント設定をした場合には、エラーは起きませんが、そのフォントは埋め込みフォントの対象外となります。
−PDFドキュメントにフォントを埋め込む
値の設定と参照はデザイン時、実行時に可能です。
[コーディング例]
Jvr.FontName = "MS Pゴシック"