Copiesプロパティ

印刷ダイアログの印刷部数を初期設定します。
ユーザーが設定した印刷部数を取得します。
 
[構文]
 
Object.Copies  =  long  
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

long 部数(初期値は 1)
 
[設定値]
 
long には1〜10000の値を指定します。
 
[解説]
 
印刷部数の設定
Copiesプロパティは、印刷ダイアログの印刷部数に初期値を入れてポップアップさせる時に使います。印刷ダイアログを表示する前に設定しておきます。
 
印刷部数の取得
Copiesプロパティは、印刷ダイアログでユーザーが指定した印刷部数を取得する時に使います。 プリンタドライバが複数部数印刷をサポートしているかどうかで返る値が異なります。
 
@複数部数印刷をサポートしているプリンタドライバの場合
レポートライブラリは、プリンタドライバに印刷部数を設定し、Copiesプロパティに 1 を返します。複数部数印刷は、プリンタドライバが行います。
 
A複数部数印刷をサポートしていないプリンタドライバの場合
レポートライブラリは、Copiesプロパティにユーザーが設定した値を返します。
Copiesプロパティに2以上の値が返った時は、プリンタドライバに複数部数印刷の機能がないことを示しているので、印刷箇所をCopiesプロパティの回数分ループさせるなどの処理をプログラムに記述し、アプリケーション側で対応させてください。
  
値の設定は、デザイン時、実行時(Startメソッドの前)に可能です。
値の参照は、デザイン時、実行時(StartメソッドとEndまたはAbortメソッドの間) に可能です。
 
印刷ダイアログの表示   
 
[コーディング例]
 
Jvr.SetPrinter = JV_SPSHOWDIALOG 印刷ダイアログの設定
Jvr.Start '印刷の開始
'印刷ダイアログ表示、設定値を取得  
fromPage = Jvr.fromPage '印刷開始ページ
toPage = Jvr.toPage '印刷終了ページ
copies = Jvr.copies '印刷部数