Collateプロパティ

印刷ダイアログの「部単位で印刷」チェックボックスの初期設定を行います。
ユーザーが設定した「部単位で印刷」チェックボックスの値を取得します。
 
[構文]
 
long  =  Object.Collate
Object.Collate   =  long
 

設定項目

内容

Object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式

long チェックボックスの値(設定値参照)
 
[設定値]
 
long には次の値を指定します。また、long で次の値を取得できます。
 

定数

内容

JV_COLLATE_ON

1

「部単位で印刷」チェックボックスをチェック

JV_COLLATE_OFF

0

「部単位で印刷」チェックボックスを未チェック

 
[解説]
 
値の設定は、Startメソッドの前で行います。
値の参照は、実行時のみ可能です。
 
部単位で印刷チェックボックスの設定
Collate プロパティは、印刷ダイアログの「部単位で印刷」チェックボックスを初期設定して印刷ダイアログをポップアップさせる時に使います。Copiesプロパティの値が2以上の時に使います。印刷ダイアログを表示する前に設定します。
 
部単位で印刷チェックボックスの値取得
Collate プロパティは、印刷ダイアログでユーザーが指定した「部単位で印刷」チェックボックスの値を取得する時に使います。ユーザーが「部単位で印刷」をチェックした時、Collate プロパティには以下の値が返ります。
 
@プリンタドライバが部単位印刷をサポートしている場合
Collate プロパティには「JV_COLLATE_OFF」が返ります。部単位印刷は、プリンタドライバが行います。
 
Aプリンタドライバが部単位印刷をサポートしていない場合
Collate プロパティには「JV_COLLATE_ON」が返ります。「JV_COLLATE_ON」が返った時は部単位印刷を行う処理をプログラムに記述し、アプリケーション側で対応してください。
 
※部単位印刷に対応したプリンタドライバを使う時の注意
部単位印刷に対応したプリンタドライバで部単位印刷を行う時には、事前に、印刷するプリンタのプロパティ設定画面で「全ページ分のデータをスプールしてから印刷データをプリンタに送る」という項目を指定しておきます。この項目が指定されていないと、プリンタドライバが部単位印刷をサポートしていても部単位印刷はできません。  
 
※Collate プロパティは、プリンタドライバによっては有効にならないことがあります。
   
[コーディング例]
 

Jvrlib.MinPage = 1

 

Jvrlib.MaxPage = 3

 

Jvrlib.FromPage = 1

 

Jvrlib.ToPage = 3

 

Jvrlib.Copies = 2

 

Jvrlib.Collate = JV_COLLATE_OFF

'部単位印刷

Jvrlib.SetPrinter = JV_SPSHOWDIALOG

 

Call Jvrlib.Start

 

If Jvrlib.Collate = JV_COLLATE_ON Then

 

 部単位印刷を行う処理を記述する