Adobe PDF形式でのWeb帳票システム[JAVA]
Adobe PDF(Portable Document Format)形式を使ってWeb帳票を作成します。
特長
・Adobe PDF形式の帳票です。
・Adobe Reader(無償配布)を使用して帳票のプレビューや印刷を行います。
・メモリ間のデータ転送のため、サーバーのディスクを汚しません。
・システムが簡単に構築できます。
システムの概要
1.クライアントからWebサーバー(Tomcat)へ入力値を送信。
2.Webサーバー(Tomcat)は、Javaで作成されたWebアプリケーションを起動。
3.Webアプリケーションは、レポートライブラリを使ってAdobe PDF形式の帳票を作成。
4.Webアプリケーションは、作成された帳票をWebサーバー(Tomcat)へ返信。
5.クライアントへPDF形式の帳票がダウンロード。
6.Adobe Readerを使って印刷やプレビューを行う。
サーバーの準備
1.OSとWebサーバーのインストール
IISと、IISが動作するWindowOSをインストールします。
プロフェッショナル(X64)を使用する場合は、X64対応のWindowsOSをインストールします。
2.レポートライブラリJNIのコピー
レポートライブラリJNIをWindowsのシステムディレクトリにコピーします。
レポートライブラリJNIは、サーバーでPDF帳票を作成する時に使われます。
3.レポートライブラリJNI用Javaクラスファイルのコピー
コンパイル時に作成されたレポートライブラリJNI用Javaソースファイルのクラスファイル(jvalib.class)を以下の場所にコピーします。
Tomcatのインストールディレクトリ¥common\class\jvr
4.帳票アプリケーションのインストール
Java Servlet、JSP、 Java Strutsで開発した帳票アプリケーションをインストールします。
5.プリンタドライバのインストール
レポートライブラリJNIは、PDFファイル作成時にデフォルトのプリンタドライバを使ってフォント情報を取得します。そのため、サーバーで印刷を行わない場合でもプリンタドライバのインストールが必要です。OSによっては、プリンタドライバのレジストリ登録が必要な場合があります。
クライアントの準備
1.OSとAdobe Readerをインストール
クライアントにはWindowsとAdobe Readerをインストールします。
Adobe ReaderはVersion6以上を使用してください。
実行環境の整備
製品に添付しているWebサンプルのReadme.htmでは、実行環境の整備について詳しく説明をしています。Readme.htmは、製品をインストールしたディレクトリのSampleProgram\Webの下にあります。実行前に参照してください。